WordPressで作られたサイトをリニューアルしていると、新しく作成中のテーマを試しに適用させたいけれど、外部の訪問者には見せたくない、という状況がよくあります。そんな時に役に立つのが、プラグイン「Theme Test Drive」です。
以前の仕事ではリニューアルより新規でWordPressのサイトを作ることが多かったので、今まで使ったことがなかったのですが、今回初めて使ってみてサイトの確認がとても楽だったのでおすすめします。
この記事の目次
テストしたいテーマを用意する
まずは、テストとして適用させたいテーマを用意しておきましょう。
左:現在使用中のテーマ「NKweb」
右:テストしたいテーマ「Twenty Nineteen」
を用意しました。一般の訪問者には「NKweb」を見せたままにして、管理者にだけ「Twenty Nineteen」を見せることにします。
Theme Test Driveをインストール・有効化する
WordPressに「Theme Test Drive」をインストール・有効化します。
有効化すると、「外観」メニューに「Theme Test Drive」が追加されます。
テスト用テーマを設定する
テスト用テーマを設定するには、Theme Test Driveの設定画面で、適用したいテーマを選びます。
プルダウンにインストールされているテーマ名が出てくるので、それを選ぶだけ。
選んだら「Enable Theme Drive」を押せば適用完了です。
左が管理者だけに見えているテスト用テーマ、右が一般の訪問者に見えているテーマです。これなら気兼ねなく開発を進められますね!
テスト用テーマを見せる対象者を選ぶ
デフォルトではWordPressの管理者だけがテスト用テーマを表示できますが、見せる対象者をユーザーの種類で選ぶこともできます。
「Access level」の欄の数字を変更します。
・10 … 管理者のみ(デフォルト)
・7 … 編集者までOK
・4 … 投稿者までOK
・1 … 寄稿者までOK
非対象者にもテスト用テーマを確認してもらうには
WordPressの管理者でもなく、上記のユーザー権限も持っていない人に、テスト用テーマを確認してもらいたいときは、URLにパラメータをつけて表示させることができます。
一時的にクライアント様に確認してもらうときや、WordPressにログインしていない自分のスマホやタブレットで表示を確認したいときに便利です。
確認したいURLのうしろに「?theme=〇〇〇」をつけると、誰でもテスト用テーマを表示できます。
「〇〇〇」はテーマのスラッグです。WordPress管理画面からテーマの詳細を開いたときに、URLの最後に出てくる文字列になります。
テスト用テーマの適用をやめる
テスト用テーマの確認が終わったら、Theme Test Driveを無効にして、本来のメニューである「外観 > テーマ」から本番用にテーマを切り替えます。
Theme Test Driveの設定画面で「Disable Theme Drive」ボタンを押せば、テスト用テーマが無効になります。
または、プラグインの一覧画面でTheme Test Driveを停止してもOKです。私は普段使わないプラグインは停止しておきたいので、こっちの方法にしています。
以上、「Theme Test DriveでWordPressテーマをテストとして適用する」でした!